配信者がDaVinci Resolveを使ってみた感想
- みか ふじ
- 4月15日
- 読了時間: 4分
更新日:4月15日
▼DaVinci Resolveとは
高級動画編集ソフトのこと。
公式サイト
▼補足情報
DaVinci Resolveは無料版と有料版(買い切り)がある。
ふじみか購入当時は2021年約4万円
2024年には約4万4000円に値上げ
2025年には約4万9000円に値上げしている
▼DaVinci Resolveの印象
オシャレな映像を作るテンプレートが豊富で、映画やミュージックビデオを作るのに適している。逆に言うと、日本のバラエティに向いているテンプレートがほぼ無いため、自作する必要がある。
▼ダビンチリゾルブの良いところ
・Adobe並みに機能が充実
・買い切り購入(Adobeだと3,280 円/月なので、1年ちょっとで元取れる)
・長時間動画に耐える(24時間ある配信アーカイブの編集もサクサク)
・テンプレート自作できたら爆速で編集できる
▼ダビンチリゾルブの悪いところ
・そもそも激むず(上級テクニックだとプログラミングみたいなことが必要)
・分からないことを調べても、情報が英語ばかり(日本人の利用者少ない)
・機能が多すぎて覚えきれない
・音ハメ動画が作りにくい(BPMでグリッドしてくれる機能が無い)
・日本のバラエティによくある演出は、上級テクニックを使いこなさないと無理(例:端っこにワイプを載せる、字幕をびよ~んと登場させる、イラストに縁取りを入れる、ゆっくり霊夢に口パクをさせる、グリーンバックを透過させる、特定の人物にモザイクをかける等)
▼結論
買ってよかった。何年も利用し続けているソフトで、満足している。ただ、日本のバラエティによくある演出を作りたいときは、いまだにAviUtlと併用している。
(AviUtlとは、日本人が作った無料の動画編集ソフト。古いソフトのため負荷が重く、長くても30分程度の動画しか作れない。多くの日本人が使っていた影響で、日本人向けの機能が豊富。)
AviUtl公式サイト
▼実際に使っている便利機能
ビン
素材を入れておくファイルのような機能。よく使うテロップ素材や効果音を収納しておけば、いつでも簡単に挿入できる。
Text+
二重・三重のテロップを作れる。作ったテロップはビンに保存して再利用する。
フェードイン・フェードアウト
簡単。動画・画像・音声すべてできる。
自動字幕(有料機能)
AIが喋っている内容を分析し、適当に字幕を作ってくれる機能。精度はそこそこ。大量に字幕をつけたい場合は、作業時間が1/4になる。あと「何分にどんな内容を喋っているかを探すときの目安として使う」という裏技がある。ラジオ動画を作っているときとか役立つ。
喋っていない部分を自動削除(有料機能?)
AIが喋っている内容を分析し、黙っているところを削除してくれる機能。テンポの良い切り抜き動画を作りたい場合や、ラジオ動画を作っている場合に役立つ。
コンプレッサー&ノイズリダクション
「コンプレッサー」は、違和感ない程度に音量を均一にする機能。「ノイズリダクション」は、違和感ない程度にノイズを除去する(ホワイトノイズの除去、遠くでピーピー鳴ってる機械音の除去など)。自然な感じに調整してくれるため、どんな動画に使用しても問題ない機能。
ダイナミクス
極端に音量を均一にしたい場合使用。コラボ配信時の通話音量のばらつきを均一にしたい時は、これで一発。

ボイスアイソレーション(有料機能)
AIを使って声だけを抜き出す、強力なノイズ除去。外配信にて、風が強くて何喋ってるのか全く聞こえない部分は、絶対にこれ。
Music Remixer(有料機能?)
AIが声を分析して除去してくれる。楽曲のボーカル部分を綺麗に消せる。ゲームに集中している表現をするときに利用している機能。
↑10:47時点、使用例。黙ってドリンクを作っているシーン。元の映像だと、他配信者の通話音声が慌ただしく飛び交っており騒がしかった。
マジックマスク(有料機能)
AIを使って人物(または物)を切り抜く機能。外配信にて、周囲の人間(または景色)にモザイクをかけるときに多用している。
デフォルトのエフェクト機能
シーンチェンジするときに多用している。
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